2009/04/28 (Tue) おもいで。11～15

短歌を詠む時の七転八倒とか後書きとか、簡単な日記みたいなの。
自分のために書いているので、読みにくいし長いです。

とりあえず11～15の反省点。
時間かけすぎ。

……*……*……*……*……*……

　011:嫉妬のこと

もしかしたら気付いた方もいらっしゃるかも知れませんが、「助」を詠んでいる時にできたものです。この歌はポンっと唐突に、最初から短歌の形になって出てきたヤツなので、なんだか愛おしくて、題詠の趣旨に反してはいますがお披露目です。


　012:達のこと

詞書というものを初めて利用しました。
生まれてこの方、ずっと負け組な人間ですから、達成も何か捻くれてます。「成功だけが幸せじゃないもん！」という負け惜しみです。はい。

この歌も、結構すんなり出てきてくれました。
１番時間かかったの詞書ですから。

　カタカナで泣き言を言う。励ましていただけてすぐ元気になる。現金。


　013:カタカナのこと

カタカナって、なんというか、詠み込みようがないというか、「達」みたいに熟語にもできないし難しかったです。

他の人の作品を見ると、カタカナの持つイメージについて言及されている方が多いようでしたので、「うわー、自分が無理矢理そんな内容で詠んだら埋没するぞ」という危機感もあったり。しかしそれ以外に思いつかなかったり。

ので、もう埋没しないくらい「カタカナの固いイメージ」で突っ走って、突っ走りすぎて訳分からなくなった短歌を普通にしていくというヘンテコな作業を繰り返して、この歌ができました。イイ感じに意味不明だと思います。イイ感じにって、私が好きって意味で。

どうしても詠めない時のために、

カタカナの固いカタチに囚われて　ゆらの短歌は詠めそうにない

という自虐ネタも用意していたのですが、なんとかなりました。


　014:煮のこと

変なものを煮こんでやろう！と思ったのですが、ベタなところに落ち着きました。

推敲に何日もかかりました。多分、ちょっと言葉を換えただけのヤツも含めると40首くらいあります。やはり友人に相談しまくりまして、友人が「『砂糖で煮こんだ』を読み過ぎて訳分からなくなってきた」と衝撃発言をした次の日に出来ました。

友人のちょっとした発言から閃いて、即興で詠んでみたら結構イイじゃん？みたいな軽いノリで。「4月の光」「瓶詰めを光にかざす」「砂糖で煮詰めた初恋」を、定型に押し込めようとして、うん日悩んだのは何だったのか。

友人ありがとう。

あ、そうだ。もうそろそろ、友人にブログ用ニックネームをつけよう。天才軍師ということで周喩とかにしようかな。


　迷ったけど吹っ切れました。ありがとう。


　015:型のこと

最初グロかったので、普通にしました。
顕微鏡とか、理系の言葉には心惹かれます。典型的な「理系の教科で点が取れなかったから挫折した文系」です。

「型通り生きることがイヤ」って人が多そうだったので、「型通りに生きたいのに、どうしても失敗してしまう。多少無茶してでも型に押し込めれたらいいのに」という負け組らしい歌を詠もうとしたのですが、あまりにも生活と密着しすぎていて扱いきれませんでした。あんな傷口に塩すりこむような行為は詠歌とは呼べませんね。